息子が釣りに行きたいと言い出した。
というよりも、私の方が行きたくなって、釣りにでかけることにした。
最初は、滝港に向かった。しかし、滝港に着くと、釣っている人は1人だけで、しかも、それは偶然にも友人であった。港の高い防波堤の上まで来るような荒波と強風。
友人と今日はここは無理と話して別れた。
釣りに出かけたのに、釣らないで帰ると聞いた息子は泣き出した。そこで、金沢港に向かって、なんでもよいから釣ろうということにした。
息子は、釣りビジョンという釣れる場所を予感で当てるという特殊能力があることになっている。あることになっているというのは、たまに外れるからだ。
息子に聞いてみると、ここがいい!と言ったのは、いきいき魚市場近くの厚生食堂の真横の岸だった。
厚生食堂は魚のフライや刺身が美味しくて、オススメです。
釣り初めだし、なんでもいいから釣れればよいと思って、仕掛けはブラーにした。ブラクリ+ルアー略してブラー。ちょっと風があるからカサゴか何かの根魚を釣ってサクッと帰ろうと思っていた。
ブラーはただ巻きするだけで複雑なアクションができるので、息子にも使い
すく、愛用している。息子は、滝港の岸壁から落として、縦のアクションをする誘いで、ハゼも釣った。
私はちょい投げをして、息子は足元に落として釣りを始めた。すると、すぐに反応があるのであわせてみるのだが、なかなかかからない。活性が悪いから食いが渋っているのかなと思った。
そこで、カレイが来ているのかな?と思って、じっくり待ってみることにした。
カレイを狙って釣ったことはなく、嬉しい外道で釣ったことしかないので、合わせるタイミングが分からない。餌を買うのに寄ったフィッシャーズで流れていたカレイ釣りのビデオで、じっくり待って合わせるやり取りの様子を見ていただけだ。そのビデオも息子がかじりついて離れないのを無理やり引きはがすときに見ていただけだ。
よくわからないので十分に待ってみると、重くて、根がかりか?と思うほど。それでも慎重に巻いてくると、ひし形のカレイが!
しかも、でかい!自分が釣ったことがあるカレイとは全然違う大きさ。
子ども用の竿で釣っているので、引っこ抜けそうにない。
息子を呼ぶと、何とか網を操作して掬ってくれた。息子よありがとう。
カレイは、こんなシマシマのヒレがあったっけ?どんな種類だろうか?と思った。Googleレンズで調べると、ヌマガレイ。
その後、もう一度ヌマガレイがかかったけど、取り込む寸前でハリスが切れた。残念!1匹目よりも目測で大きかった。逃した魚はでかいということか。
フジワラさん、ハリスの部分の強度を検討して下さい!
自宅で測定してみると43センチありました。